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【 ワンポイントアドバイス 】

ワンポイントアドバイス

(1) 予防接種について
「予防接種って、ヤッパリしたほうがいいですか?」
「やらなくていい予防接種はどれですか?」
「予防接種は副作用が怖いって聞いたんですけど?」
と色々ご質問を受けます。確かにある種の育児情報誌などに予防接種に対して否定的な書き方をしている記事などを見た事があり、色々間違った解釈をされている方も多いようです。
原則として、「出来るのなら受けられる予防接種は全て受けた方が良い。」
特異体質の方で無い限りどの予防接種もほぼ安全」と考えて良いと思います。
お蕎麦も、合わない人が食べれば危険ですが、通常は誰もお蕎麦を怖いとは思わないはずです。予防接種の危険性の頻度もその程度だと御理解下さい。
世界中にはワクチンを受けたくても接種してもらえない子供たちが本当に大勢いて病気が蔓延している国が多数あります。そのような事も思い浮かべて見てください。

(2) 小児の発熱
「夜中に突然の高熱! どうしよう! 救急病院に行こう!」
確かに心配になります。ただその時、他の症状がどうなのかを見てみましょう。小児発熱で緊急を要するのは主に「髄膜炎」の時です。その時の多くは、ぐったりしたり、目の焦点が虚ろだったり、吐いたりする事が多いです。元気に泣いていて、鼻水が出て、少し咳をして、水分もよく飲み、熱だけが高い場合はほとんど緊急性が無いので翌日まで待ってもまず、問題ないと考えられます。熱も下げなくても良いとされています。よく、ヘレンケラーのエピソードを思い起こし高い熱は後遺症を残すかも?と思っておられる方もおりますが、熱そのものが何らかの後遺症を残す事は無いとされています。

(3) 小児の痙攣
痙攣という症状は、初めてみる方にとっては(特に親御さんには)非常にビックリし、心配になる症状だと思います。小児の場合、大半は38度以上の発熱に伴い生ずる「熱性痙攣」というものであまり心配ない事が多いです。熱性痙攣を起こしやすい子供は、医療機関で痙攣止めを予備にもらっておくと良いかと思います。痙攣止めの使用方法には効率というものがあり、処方時に使用方法を良く聞いておくと良いでしょう。
下記に、注意を要する痙攣を列挙しましたので御参照下さい。
a. 脳神経的な異常、発達遅滞がある子供の痙攣
b. 痙攣の持続が15分以上
c. 全身性で無く、一部分の痙攣の場合
d. 家族にてんかん、もしくは無熱性の痙攣の既往がある場合
e. 初発が一歳未満、または6歳以後
f. 24時間以内に2〜3回以上痙攣を繰り返す
g. 体温が37.5度以下での痙攣
h. 年に4〜5回以上、痙攣を繰り返す

(4) アトピー性皮膚炎
アレルギー性疾患全体が増加しており、アトピー性皮膚炎も例外ではありません。
「完治する」病気ではなく、治療法も確立したものはなく其々の医療機関で治療方針も色々違うと思います。中々良くならなくて悩んでいる人達をターゲットにした「アトピービジネス」と呼ばれるありとあらゆる民間療法も横行しており、問題にもなっております。たまたま良く効いた人がいた事を大々的に宣伝している療法(大半の人には効果が無い)もあれば、反って悪くさせる悪質なインチキ療法もあったりと注意が必要です。民間療法を全て否定するわけではありませんが、医学的に有効とハッキリ認められている民間療法は今の所無いと考えた方が無難と思います。また、ステロイド外用薬を必要以上に嫌がられる方も多いのですが間違った使い方をしなければそんなに怖いものでもありません。単に副作用の情報だけをみると色々怖い事が書いてありますが、ステロイドの場合、内服と外用(塗り薬)では副作用の頻度は雲泥の差があります。詳しくは、御来院された時にでもお話いたします。

(5) 血圧が急に上がった時
血圧が急に上がる事は、そんなに珍しい事ではありません。会社などで上司から厭味を言われてカーッとなったときなどは知らずに200以上になってもおかしくありません(最近流行っているテレビの宣伝ではありませんが)。以前は多くの医療機関でも、血圧が急に上昇した時に即効性の降圧剤を使用して血圧を下げたのですが現在では、急な血圧降下させる治療は反って良くないとされています。大事なことは、日頃の血圧管理がきちんとされている事です。色んなケースがあり断定した言い方は出来ませんが、一般的には気を落ち着かせて、じっと安静にすると良いと思います。心配なときはかかりつけ医などに相談されると良いでしょう。
ただ、血圧以外に「頭痛が強い」、「ろれつが回らない」「体が思うように動かない」などの随伴症状がある場合は緊急を要する場合が多いので、救急病院を受診される事をお勧めします。

(6) 気管支喘息治療
他の項目でも少し触れましたが、ここ10年くらいで喘息に対する考え方、治療法が大きく変化しています。一番の大きな違いとして以前は、喘息は発作のときだけ気管支が狭くなる、「急性の病気」と考えられていましたが、現在では発作時でなくても「気管支に炎症が続いている」という「慢性の病気」であるという事がわかってきたことです。そのため、「発作時のみの治療」から「発作をおこさないよう」にする予防治療が主体となっています。
ただ、喘息の程度(重症度)によって治療が違い、また、メンタルな部分が加味されたり、環境の問題があったりするため画一的な治療では上手くいかない場合も多々あります。気軽にご相談下さい。

(7) 風邪の後、咳が中々止まらない
「風邪が治らないで、1ヶ月くらい咳が続いている。」「風邪薬を一ヶ月くらい処方されてずっと飲んでいるが咳だけがとれない。」という事で悩んでいる人はけっこうおられます。確かにタバコ、お酒を止めないなど、不摂生して治りを妨げて長引く場合も多いのですが、そういう人の中に調べてみると「咳喘息」であることが少なからずあります。この「咳喘息は」喘息特有の息苦しさはなく、主症状は「咳」ですが、原因が風邪ではなく喘息という亜型のタイプの喘息です。広く知られている概念ではなく、「風邪」として見過されている場合がありますのでご注意下さい。

(8) 胸焼け
胃液(胃酸)が食道に逆流しないように胃の入り口を閉じるための括約筋(かつやくきん)がゆるんでしまい、胃液が食道に流れこむために起きる症状です。病名では「逆流性食道炎」といいます。欧米人に多い病気で、脂っこい食事をする人に多いと言われています。日本でも内視鏡検査をすると症状がない人でも「逆流性食道炎」の所見を持っている人はかなり多くいます。中には喉(のど)の方まで逆流し喉のいがらっぽさを感じたり、寝ている時に咳き込んだりする人もいます。一刻を争う病気ではありませんが、あまり放っておくと「バレット食道」といわれている食道粘膜組織の変化がおきることがあります。欧米ではこの「バレット食道」から「食道がん」が発生する人が結構いると言われています。日本ではまだまだ少ない「食道がん」ですが、今後増えると予想されています。
そんな意味からも「胸焼け」を感じたら「内視鏡検査」を受けることをお勧めいたします。

(9) やる気がでない、元気がでない
「朝、起きてみたものの体がだるい。仕事する意欲がでない」
「面白そうな事なのに興味がわかない」
「何をしていても、ツマラナイ」
体の病気でもそうなる事もありますが、こういう症状で一番多い原因は、心の風邪とも呼ばれている「鬱(うつ)」です。失恋、悲しい別れなどハッキリとした原因から来る「外因性うつ」と、原因がハッキリしない「内因性うつ」、加齢からくる「初老期うつ病」「老人性うつ病」と鬱にもいろいろあります。
いずれもあまり放っておくと軽くて済むのが、かえって多くの薬が必要になってしまうことも多々あります。テレビの宣伝ではありませんが上記のような症状が「一ヶ月(進行する場合はもっと早く)」続くようなら、あまり悩まず「鬱」を扱う医療機関を受診されると良いでしょう。

(10) 甲状腺について
甲状腺とは、首の前面周囲にある「甲状腺ホルモン」をだす組織です。この「甲状腺ホルモン」は体の活動性を活発にするホルモンで生きていくのに必要なホルモンです。
甲状腺の病気種類は多々ありますが、ただ腫れていてホルモンの異常がない「単純性甲状腺腫」というものが一番多いです。しかし、腫れている原因の中には「ホルモンの分泌異常」を伴う甲状腺腫、あるいは「癌」もありえます。また、組織が腫れてなくてもホルモン異常をきたしている場合もあります。「ホルモンが多く出すぎている」場合、多くは「バセドウ氏病」と呼ばれている病気で、心臓がドキドキしたり、手が震えたりと症状がわかりやすいため、あまり見過されませんが、「ホルモンの分泌が少ない」場合は症状が「疲れやすい」「やる気が出ない」など精神的な病気に間違われやすい漠然とした症状の為、病気である事を気づいていない人が意外と多くいます。
「何となく首周りが太くなった」 「体が重く、活動的でない」
「寒がりになった」 「暑がりになった」 「汗をかきやすくなった」
「手が震える」 「心臓がドキドキする」
食事は同じなのに「やせてきた」「太ってきた」
といったことがあれば、一度甲状腺の検査を受けてみましょう。

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